資料請求
新築一戸建て・工務店(福井)ならササキ工業のColoの家トップへ ->  古民家再生計画

古民家再生とは

近年、建築技術の進化、新たな開発により、優れた材料・機能を備えた住宅がメインとなっております。
しかし、ここ数年『古民家』も見直されてきています。なぜでしょうか?
古民家には木材・土壁など自然素材のあたたかさや、長い時を重ねた深い味わいがあります。
日本の気候風土が育てた民家を、文化・伝統をふまえた上で、現在の優れた技術と融合させ今に蘇らせる。それが古民家再生なのです。
世界最古の木造建築物 法隆寺五重塔
ご存知の方も多いと思いますが、世界最古の木造建築物は私達の住んでいる日本で建てられているのです。
法隆寺の五重塔は建立されてから1300年以上と言われています。無論その昔に木造建築物を建立するだけの経済力と技術力があっての五重塔ではありますが、注目すべきはその後1300年以上の長きにわたって、この木造建築物を維持保存できたことではないでしょうか。

09’・6・13 古民家再生PROJECTスタート

クリックすると拡大します
今回、今立郡池田町にある空き家の古民家再生計画をスタートしました。
築後、約50年と驚くほど古くはありませんが、昔ながらの真壁工法の木造家屋を改修し、池田の気候風土が育てた木材・土壁など自然素材のあたたかさや、長い時を重ねた深い味わいを生かしながら蘇らせたいと思います。

今後、工事の進捗状況を更新していきますので、是非参考にご覧下さい。

建物構造 : 木造2階建(軸組み真壁工法)
1階面積 : 152.00㎡(45.98坪)
2階面積 : 99.89㎡(30.22坪)
延床面積 : 251.89㎡(76.20坪)

09’・6・17 現地調査

まず最初にする事、それは現地調査です。ひと昔前に立てられた建物の為、図面がありません。間取り・柱の位置・構造材の状態など調査項目は数知れません。また、計画を立てるにあたって図面が無ければ計画の立てようがありませんからね!

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します現況図面は出来上がりましたが、いくつか問題点が...
柱と土壁の隙間や木製サッシュ(窓)から雨漏れしています。その為、外壁の雨のあたる部分に鋼板が張られていたのです。

クリックすると拡大します
また、部屋の見える部分の柱・梁関係は大丈夫ですが、床が腐食しています。これは床下の柱・根太・大引き関係も不安になってきました。しかし、解体してみないと分からないので、お客様に報告し、解体後の良い結果を祈るばかりです。
空き家になって7~8年経つそうですが、長持ちする秘訣はこまめなメンテナンスですね。

なぜか前途多難の方が燃えてきますね!
さあ、いよいよお客様の思いを図面化します。気に入ってもらえるようなプランを提案するぞー!!!

09’・6・17~ プランニング・打合せ

クリックすると拡大しますお客様の思いを図面化するにあたり、住宅設計用の調書を作成します。その内容は家族構成から始まり、生活スタイル、趣味、お仕事、イメージ、そして何より大事なお客様の思いです。
それらを元にプランを作成します。そして、一番最初の図面をたたき台として打合せ、修正を重ね、計画図面が完成します。

クリックすると拡大します今回のM様邸では元々の天井を取り外し、構造材である梁や野物を見せるようにしました。きっと長年の木材の深い味わいが、あたかも大自然の中にいるような癒しの空間になる事でしょう。
土壁は隙間や小さな穴が開いて、雨漏れはしているものの、断熱性や調湿性では機能を果たしています。その為、外部で雨漏れを止め、内部は土壁の上に珪藻土を塗る事により、さらに土壁の機能を高められるようにしました。その結果、夏は涼しく、冬は暖かい。そして適度な湿度調整で、間もなく生まれてくる赤ちゃんにも快適な空間となる事でしょう。

09’・8・1 解体工事、着手

クリックすると拡大します養生完了の写真です。残しておく柱・敷居・鴨居など解体時にキズがついては困るものに、あらかじめカバーを取り付けておきます。
先日掲載したように、床板が腐食しています。屋根や垂れ壁の解体時に床が抜けて怪我をする事がないようにコンパネで養生します。

クリックすると拡大します解体作業中です。屋根を解体していくと”想像通り”長年の年月が造り出した梁や板の木の温もりが現れました。

09’・8・8 解体完了

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

クリックすると拡大します解体工事は機械が入らない為、全て人力での作業でしたが、無事完了しました。
心配していた床下の構造材は、幸いにも腐食や白アリの被害も無くそのまま利用できる状態でした。お客様と共にホッと一安心。
さあ、来週からは造り上げる工事です。楽しみだ!

09’・8・10~12 土工事

クリックすると拡大します
土工事が始まりました。現在の地盤に防湿シートを敷き、コンクリートを打設します。そうする事により、柱基礎が強固になり、地面からの湿気を防いでくれるのです。こうした見えない部分ですが建物を長持ちさせるには重要な役割があるのです。

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

クリックすると拡大します居間から作業部屋になる所は、土間コンクリート仕上げにしました。
荷重のかかる場所には右の写真のように”クラッシャーラン”と呼ばれる、粒度をそろえた砕石で地盤を強化します。
そしてコンクリートを割れにくいようにする為に、左下の写真のように”ワイヤーメッシュ”と呼ばれる鉄製の金網で強化します。ワイヤーメッシュはコンクリート打設中に持ち上げ、コンクリートの中に埋め込みます。

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

09’・8・17~20 外部足場組立、外部解体

クリックすると拡大します外部の足場組立、外部解体に入りました。
早くから外部に足場を立ててしまうと、内部解体時の廃材を搬出する時に邪魔になります。また、土工事の砕石の敷均しやコンクリート打設も施工しにくくなるでしょう。
工事の工程は全体を見て、最善の品質、出来映え、施工環境 また最小のコストで計画出来る事が優れた技術者と言えるでしょう。
この現場の施工管理者が写真右上の 林田恭弘 君です。

今回、土壁は有効再利用するので外部は鉄板の部分だけの解体となりました。鉄板をめくるとやはり隙間がヒドイ・・・。施工中も雨が入らないようにシートで養生をしておきます。

09’・8・17~ 木工事・・・床

クリックすると拡大します床下に給水・給湯・排水配管、各種配線を施し、木工事に着手しました。
大引きを支え、床の荷重を地面に伝える『束(つか)』を設置します。木製の束に比べて、鋼製の束は、腐食や白アリに強い等の利点があります。
その上に『大引き(おおびき)』『根太(ねだ)』と呼ばれる荷重を分散させる部材が設置されます。
『大引き』とは床組の重要な部材で、土台と束に支えられています。
『根太』とは住宅の床をはるために必要となる下地で大引きの上に垂直方向に設置される部材です。
あらかじめ、大きな荷重が掛かる場所(蓄熱式暖房やピアノ等)には根太のピッチを狭めて床を補強しておきます。写真手前が補強してある状態です。

09’・8・26 白アリ防除

クリックすると拡大します白アリ防除は住宅を長持ちさせる為に非常に重要な作業です。
近年、当社でリフォームをさせて頂く時によく見る光景ですが、床をめくると住宅を建てた時の切りカスや残材の木片が転がっています。白アリ防除の保証期間は5年ですが、その期間は防除処理を施した柱や床は大丈夫でしょう。しかし、床下に転がった木片に白アリが住み着いていることがあります。やがて防除の効果が切れると柱や床に・・・。
そのような事が無いよう床下もきれいにしておくことが、少しでも家を長持ちさせる秘訣です。

クリックすると拡大します5P-30乳剤/油剤を散布しています。薬剤は人やペット、植木などに害を与えることなく、害虫だけに効く、安全なものをお選びください。
通常、床下で被害にあっていても、調査を行わない限り判りません。しかし、唯一 人の目に触れる時期があります。4月~6月は白アリの羽アリが巣別れの為に飛び立つ時期なのです。是非、4月~6月頃は注意して見て下さい。早期発見につながるかもしれません。
当社では白アリや建物調査も行っております。是非一度ご相談下さい。

09’・9・1 木工事・・・続・床

クリックすると拡大します和室の畳下とフローリング下に貼られる、地元福井県産の杉板です。このほかにも大引き、根太など構造材にも福井県産の木材が使用されています。
福井県では地産地消を推進しており、県産材を使用した住宅のリフォーム(増築、改築、模様替え、修繕等)に対する補助制度があります。これらの制度を利用し、お客様の金銭的負担を軽減する事も我々地元工務店の使命だと考えております。また国、市町村でも独自の補助制度を設けている所があるので、地元に詳しい工務店に相談してみて下さい。
今回の工事では、福井県と池田町の2つの自治体から補助が受けられる予定です。(工事完了後の補助の為、只今申請中です。)

クリックすると拡大します根太の間に断熱材を隙間無く敷き詰めます。既存には無かった断熱を施す事により、冬の室内温度も格段に暖かくなる事でしょう。
写真は断熱後、杉板を貼っている所です。この板を貼ることにより、より剛性のある床になり、上に貼られる無垢のフローリングも綺麗に貼る事が出来るようになります。

09’・9・08 鋼製建具・住宅設備工事

クリックすると拡大します木工事の合間に鋼製建具工事、住宅設備工事が進捗しております。これらは、間仕切壁や床の仕上げ工事前にしておく必要があります。
お風呂は既存の倍ほどの大きさになり、断熱性能も高い為、以前よりゆったりと、そして冬時期の洗い場も暖かい空間となる事でしょう。
キッチン横に新しく取り付けられた勝手口ドアは、買い物の荷物の搬入やゴミ出しにも便利さを発揮するでしょう。組み込まれたガラスはペアガラスで、以前よりも部屋の断熱性が良くなる事は間違いありません。

09’・9・12 木工事・・・続・床

床貼り工事が完了しました。
床はもちろん無垢の木材です。本物の木は調湿の効果も高く、なんといっても肌触りが良いですよね!おもわず靴下を脱ぎたくなります。そして集成材のように接着剤も無いので、生まれてくる赤ちゃんも気持ち良く”ハイハイ”ができますよ~。
多くのお客様と話をしていて気付いたのですが、あまり知られていないのが無垢材の暖かさです。一度当社のイベントに参加してみて下さい。集成材の建材と本物の木との違いを実体験する事ができますよ!!HPの写真だけでなく是非実物を見に来てください。
クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

09’・9・24 外壁

クリックすると拡大します外壁上部に珪藻土を塗ります。以前あった雨漏りを防ぐ為に、水の溜まり易い所に『水切り』と呼ばれる金物を取り付けます。そして珪藻土が剥がれる事を防ぐ為に『メタルラス』と呼ばれる金網を取付け、下地モルタルを塗ります。モルタルを塗る目的としては、珪藻土の付着を良くし、土壁からアクが浮き出ない様にするという目的もあります。こうした下地処理は住宅を長持ちさせる重要な作業になります。この後に珪藻土で仕上げます。

クリックすると拡大します外壁下部は雨があたりやすい為、真壁のまま雨漏れを防ごうと思うと工事の規模が大きくなりすぎます。その為、今回はガルバ二ウム鋼板で作られたスパンドレルを貼ります。スパンドレルは、最近のデザイン性住宅でもよく使われ、耐久性に優れた材料です。もうひとつスパンドレルを採用した理由として、この地区は雪が深い事でも知られています。その為、屋根雪が落ちて外壁にもたれ掛かっても痛みにくいという利点もあります。
昔の良さと現代の技術を融合させて、今によみがえらせていきます。

09’・10・1 内・外壁仕上げ

クリックすると拡大します作業も終盤になってきました。ここからは、完成したときに見える仕上げの工程なので、緊張感の高まる作業です。見栄えのよさはもちろん、他の所を傷つけないよう慎重に仕上げを行っていきます。
外壁仕上げは珪藻土で、接着性、耐水性、耐候性に優れて、珪藻土の豊かな風合いを生かすことのできる外装仕上塗材を採用しました。素材感のある、自然で美しい壁面に仕上がります。

クリックすると拡大します室内の壁仕上げは、外壁で採用したものと性質の異なる珪藻土で、自然素材を使用した吸放湿性能に優れた仕上塗材を採用しました。自然素材独特のあたたかな肌合いで、調湿性はもちろん空気洗浄化作用により防臭効果にも優れたものとなります。
同じ珪藻土にもたくさんの種類があり、使う場所や目的によっても使い分けされます。『適材適所』これが目的・用途を達成するために重要なポイントとなります。

クリックすると拡大します今までは、天井に隠れていた構造材を『あらわし』にするため、ただ切り落としただけのものに"みがき"をかけます。これにより木に光沢が出て木の風合いを損なわないように汚れも落とします。好みにより着色し、完成です。
仕上げが完了すると、後は住宅設備器具と照明器具の取り付けで再生完了です。

09’・10・6 各種、器具取付

クリックすると拡大します今回のキッチンは、M様ご主人がお勤めの会社で、手作りで作られたキッチンが設置されました。取っ手が木の枝で出来ていて、かわいらしく愛着のわくものとなりました。きっと家族みんなに愛され続けるものになることでしょう!手作りって温かみがあってよいですね!!

クリックすると拡大します照明器具には奥さまのコダワリが随所に見られます。ところどころに、インターネットで探して、購入された照明器具が設置されました。
家づくりって、自分たちの好みで選びながら造り上げていくところが楽しさであり、うれしいところですよね!
あとは、ハウスクリーニングをして、引き渡しです。きっとお客様にも満足していただけるものと願っています。

〖全ては、お客様のために〗

古民家再生工事 完成

完成です。
外観は新築のようにきれいによみがえりました。同時に雨漏れしていた個所も修復され、構造材が腐食することもなくなりました。窓はペアガラスに入れ替えられ、断熱性もUPし、快適な暮らしをおくる事が出来るようになりました。
        before                        after
クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

内部は土壁など、今までの良さを残しつつ、機能的な空間になりました。
壁に上塗りされた珪藻土は、今まで以上に調湿効果に富み、脱臭効果も今まで以上の効果が期待できます。
元々の天井を取り除き、構造材である梁を見せるようにした事で、天井も高くなり、広々とした空間に生まれ変わりました。また自然素材に囲まれた空間は家族の健康を守る癒しの空間となりました。
        before                        after
クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

クリックすると拡大します


クリックすると拡大しますクリックすると拡大します

クリックすると拡大しますクリックすると拡大します


新築一戸建て・工務店(福井)ならササキ工業のColoの家トップへ ->  古民家再生計画